• 仏語圏アフリカセネガルでの大学生向け実践型インターンシップ

実際に参加された方の体験談になります。

名前:肥田百可さん(女性)
期間:2019年5月27日~2019年7月26日(2ヵ月間)
年齢:21歳
職業:大学生(イギリス留学中に参加)

Q.アフリカに興味を持ったきっかけはなんですか?

もともと開発学や協力隊、JICAに関心があったのと、留学先の長期休みには地球の中で一番未知だったアフリカでバックパッカーをしようと考えていたのが興味を持ったきっかけです。

バックパッカーの夢は叶わずでしたので、今後必ずやります。

Q.なぜインターンシップに参加したの?

理由は主に2つです。

高校時代に協力隊や開発学に興味がありました。ですが大学に入り色々と調べたところ、私が目指すこととは異なり、ビジネスが一番近いと感じました。

2つ目にバックパッカーをしようとしたのですが、たくさんの国をちょっとずつ滞在するより、ひとつの国に長くいた方が私の知りたいことが見える気がしました。

そしてとにかくどの国でもいいから実際に見てみたい、どんな生活をしているのか、どんな価値観があるのか、文化はどんなのか、ひたすらに気になりました。

そこからビジネス系インターンを探し始めて、
Facebookの検索欄に 「アフリカ インターン」 と打ち込み調べて一番上に出てきたのが翔太さんだったので和心に決めました。

Q.セネガル渡航前に不安だったことは?実際に来てみてどうだった?

渡航前の不安はなかったです。検索結果の1番上が決め手だったので何も知らず、セネガルが何語を話すかも知りませんでした。

インターン生ブログも見ないまま。
(今となってはなぜ見なかったんだ???て感じです笑)

無知すぎて逆に不安がありませんでした。
渡航前の面談でフランス語と知って驚きました。それでも不安がなかったのはお世話になる先が日本人の方というのが大きかったと思います。

あと英語はグローバル言語だと思い込んでいたので、フランス語圏とはいえ英語も通じるだろうと予想していたのですが、実際本当に通じません。

セネガルに来る前にイギリスで1年間過ごしたのですが、そこで得た英語力は一切関係ありませんでした。

なのでセネガル行きをイギリスで出会った友人に報告した時なぜ英語圏を選ばなかったのか、と驚いていました。
言葉についてはこんな感じです。

来た感想として、みんな楽しそう、元気だなあ というのをずっと、2ヶ月間感じていました。

もちろん毎日陽気に楽しそうという訳では無いですが、生まれ育った日本や1年暮らしたイギリスで見てきた人間と比べると、それはそれは人生を楽しんでいる様子でした。

言葉がわからないのでこれらは私が感じた事であって実際は分かりませんが、、、
セネガル人だって悩みももちろんあると思いますが、幸福への価値観が違うのかなあなんて思ったりもしました。

もちろん陰な部分もありましたが。
全て滞在したから感じられた、実際に来てみて分かったことです。

Q.インターン生としてどのような活動をしましたか?

フランス語が話せないこともあり最初は様子見、少しずつ業務内容を掴みながら過去の記録を見たり、私より先にインターンをしていた仲間から話を聞いたりして売上を向上させるためにひたすら計画、修正。経営知識ゼロなので、Google先生に頼りながら数字を出して分析しました。

最後あたりは徒歩営業でチラシ配りをしました。途中チラシ配りアポを取るために使っていた民泊アプリを規約違反で垢バンされました。

これは流石にちょっとやりすぎてました(笑)

各インターン生がやりたい事があるなかで、どうしたら全体的に上手くいくのかを意識していました。

一緒に活動した仲間にはイベントを開いたり、現地語が堪能でコミュニケーション能力を駆使してる強者、もっとレストラン内の業務をきっちりこなしてる方もいました!詳しくは彼らの体験記をご覧下さい!!

他のインターン生の体験談⇒https://african-internship.com/category/%e4%bd%93%e9%a8%93%e8%ab%87/

私がイベント週間に執筆した記事⇒セネガル青年海外協力隊・あしなが研修生・和心インターン生でのコラボイベント開催 インターンブログ

Q.セネガル人との業務を通して印象的な事は?

Jamm Rekkでセネガル人とふたりでお留守番をしていた時です。彼女は少し英語ができる方でした。

お互いしっかりとしたコミュニケーションは取れませんが、かけてもらった言葉で今でも忘れられないものがあります。私の問いかけに真摯に答えてくれ、言葉というより心で通じあえたそんな出来事でした。

外国人である私たちがこうしてアフリカに居ることはどうなのか、的なことを聞いた気がします。

私がビジネスをやりたいけど日本で育った自分が現地の人達に認められる自信が無いみたいなわりと重い話を投げかけたのですが、彼女なりに答えてくれて本当に嬉しかったです!

このエピソードあまり業務とは関係なくてすみません💦
基本言葉通じないので、この時が一番通じ合えて感動したので印象的です。

一緒に留守番をしていたスタッフのファトゥです。被っているのは私の帽子(笑)

もう一つ!こだわりが強いことです。
セネガル料理を作るとき、プロセスを変えたりしてなんとか経費を抑えたりできないかなと内心思っていたのですが、日替わりでセネガル料理を出すことになって、彼女たちすごく張り切ってて。

道具を持ってきたりなんかしてすごく真剣で、効率良くとか経費を削るなんて口が裂けても言えませんでした。

彼女が店に持ち込んできた調理道具

あとあともう一つ!(だんだん思い出してくる笑)
客数や新規顧客獲得に伸び悩んだ時、彼らの意見を聞く事にしました。

私は出来ないので、仲間にお願いしました。正直、働いてるだけ、お客様が来ないことをどうすればいいかなんて、個人的には答えにあまり期待していませんでした。

ですが実際はめっっちゃくちゃいい、現地人だからこそなアドバイスを頂きました。現地のことは現地人に聞くのが一番いい。これに尽きると思いました。

そしてフランス語ができないから直接聞けなかった自分に少しショックを受けました。

Q.セネガル人スタッフやお客様とどうやってコミュニケーションをとっていましたか?(フランス語は話せますか?)

上記の通りフランス語は話せません。

一緒に活動していた仲間がフランス語が堪能なので、皆に頼りまくりました。
聞きたいことは彼らを通して聞いていました。本当に助けられていました。

しかしインターンとほかにフランス語レッスンがあるので、そちらで教えて頂いたことをそのまま日常に活かす形でフランス語を少しずつ覚えていきました。

一緒にインターンをしていた子で、現地語のウォロフ語マスターがいました。そんな最強な彼女からウォロフ語を教えて貰って、セネガル人と距離を縮めたい時、ここぞという時使っていました。

最後は1人でバスに乗ったり買い物したりもしていました。営業も1人で行ってました。暗記して同じフレーズを繰り返してました。

言葉に関しては本当に周りの助けあって成り立っていました。自分の努力もありましたが、それも教えて頂く環境があってこそでした。

Q.インターンシップを通して成長したこと、影響された事はありますか。

フランス語が出来ない自分にすごいフラストレーションを起こした時もありましたが、通常業務において限られた時間の中で自分が出来ること、Jamm Rekkの今後のために何を残すことが出来るか考えて行動したことです。

どうしたら自分の価値を最大限出せるか学ぶことが出来たと思います。

渡航前に理想としていたことや、やりたかったこと、うっすらとありましたがそれらを捨てて実際に現場をみて足りないところを補うことに専念できたのも成長だと思います。

The 自由 なインターンです。なので、それぞれがバラエティに富んだ目的をもってインターンに来ています。ぶっちゃけますが、日本人内で上手く噛み合わないなんてこともありました。

なに海外にまで来て日本人同士そんなことしてるのって思われる方もいると思いますが。私は全然ありえることだと思います。実際何が起こるかなんて本当にわからないし、いま目の前で起きてることを解決していくしかないです。

自由だからこそ気持ちを同じ方へむけることができないこともありますが、それをどうやってできるだけ全員の意向を汲み取るか、良さを引き出し、互いに認め合い、Jamm Rekkに活かすかもこのインターンで学べることではないでしょうか。

あと、タフだということに気づかされました。それは今のアルバイトですごくいきています。

滞在した二ヶ月間で今まで出会ったことのない自分の感情や行動、考え方に会うことができたので様々なところから影響は受けました。

そして現地の生活を見て将来やりたい事への思いが増しました。いまは実際に見た光景がわたしの頑張るエネルギーになっています。

(ちなみにセネガルを離れてイギリスに戻ったとき、めちゃめちゃ変わったねと言われました。
成長したということかな?笑)

Q.セネガルで楽しかったことを一つあげるとすれば?

24時間毎日楽しかったです。セネガルに来る前は帰国したくてたまらなかったのですが、そんな気持ちが吹っ飛ぶほど楽しかったです。

一つなんてあげられません。泣
ぜんぶ!!!

Q.これからインターンに来る方々へ

アフリカやセネガルへ惹かれた事、ここにたどり着いたのも何かの縁だと思うのでぜひ行動を起こしてみてください。
理由は何もいらないと思います。気になるなぁのテンションで充分です。

思っている以上のものに出会えます。

自分の目でみて確かめることが楽しくてたまらなくなります。不安もあり色々と調べ尽くしたくなるかもしれませんが何も知らないまま行くのもアリだと思います!むしろおすすめします!!

セネガルで頂く日本食も美味しいので、ラーメンが恋しくなったりもしません!!


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