• 仏語圏アフリカセネガルでの大学生向け実践型インターンシップ

「Jamm Rekk(ジャンムレック)」は地元のセネガル人向けレストランとして2017年10月にプレオープン、同年11月にグランドオープンしました。

インターン生の主な活動先はこのレストラン「ジャンムレック」になります。

このページではジャンムレックが目指すもの2つをご紹介させていただきます。

日本食を通じて日本をセネガルの方たちに知ってもらう

ジャンムレックではランチ価格を1食200円~(1,000CFA)に設定し、地元のセネガル人の方々にも気軽に日本食を食べられる飲食店を目指しています。

グランドオープン以降は、主に日本風のカレーライスとホワイトシチューを販売しています。

カレーとシチューにした理由は「味、見た目ともセネガル人に受け入れられやすい」という事が一番の理由です。

実際、セネガル人にカレーとシチューを試食してもらうと反応は中々良いです。

ただし、宗教上の理由などもあり、日本人に比べてセネガル人は食に保守的な人たちが多く試食すらしてくれない人もいました。

また、日本と言ってもセネガル人には「日本って中国の一部でしょ?」と言われることも多く、地元のセネガル人に日本食を流行らせる事はそう簡単ではないと思っています。

それでも開業してから、カレーを求めてレストランに来てくれる方達もいます。

まだまだ売上も少なく、発展途上のレストランですが、アフリカの人たち相手にビジネスをするという意味では実践の場として活用していただけたら日本とは一味違ったアフリカでのビジネススキルや習慣を経験出来ると思います。

健康的な食を提案する

「アフリカ」と聞くと飢餓や貧困をイメージされる方も多いかと思います。

しかし、実際セネガルに来てみると、本当に食べるものがなくて餓死しそうな人というのはほとんど見かけません。

もちろん、アフリカの中でも貧困や飢餓の地域もありますが、そういう地域は紛争地帯など本当に一部の地域です。

セネガルの問題は実は逆で近年では、糖尿病、生活習慣病が大きな社会問題となっています。

実際、新聞やテレビ、政府は油や砂糖の量を減らし、健康的な食生活を改善しようと呼びかけています。

しかし、現実は中々セネガル国民の食生活を変えることは政府でも難しいのが実情のようです。

ジャンムレックではそこに挑もうと考えています。

セネガル料理は日本人の舌にも合い、本当に美味しいです。
ただし、一度その作り方を見てしまうと、油の量に驚愕します。

栄養士のインターン生がカロリーを計算したら2,000キロカロリーを超えていました。
(成人男性の一日の摂取カロリーを超えています。)

美味しいけれど、毎日このようなカロリーの高い料理を食べていたら身体に良いとはいえません。

また、コーヒーやジュースにはたっぷりと砂糖を入れるので、糖分も過剰摂取している状態。

もちろん、外国からきた私達日本人がセネガル料理を真っ向から否定をしても受け入れられないでしょうし、それはしたくありません。

しかし地元のレストランに行けば油が沢山の料理しかなく、他に選択肢がないので、ジャンムレックでは健康意識の高い方達にまずは来てもらえるような店を作り、そこから少しずつ健康意識の改善に取り組んでいけたらと思っています。

また、セネガル人の平均寿命は約66歳。(2015年)
日本人の平均寿命は約83歳と17歳も違います。

もちろん、病院の設備や保険制度など、医療面でも日本とセネガルではかなり違いがありますが、日頃の食生活も影響しているのは間違いありません。

夢物語かもしれませんが、将来的にセネガル人への健康的な食生活を提案でき、平均寿命が少しでも上がればいいなと思っています。

歴代インターン生達の活動

ジャンムレックの開業、運営には沢山のインターン生が携わってくれました。

物件探し、内装・外装工事、メニューの作成、新メニュー開発、スタッフ採用、営業活動、etc…。

今までのインターン生はそれぞれ様々な事をやってくれています。

そしてこれから来てくれるインターン生にも様々な事をやってもらえたらと思います。

現在も、カレーやシチューを野菜市場のおばちゃんたちに試食してもらいに行ったり、コロッケを売り歩いたり、新メニューを開発したり、大学で販売会を行ったり。

今後も更に企業などでも販売できたらと思っていたり、デリバリーも対応したりなどみんなで色々なアイディアが出てきています。

正解がわからない状態なので、手探りですがそういう中でのアフリカビジネスを楽しめる方にはおススメだと思います。

もしインターンへの参加に興味を持たれましたらまずはご連絡ください。


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