なぜセネガル人向けメニューにカレーとシチューを選んだのか?

2018年6月15日

こんにちは!

アフリカの地でインターン生が運営するレストラン「Jamm Rekk(ジャンムレック)」は現在カレーとシチューを販売しています。

なぜカレーとシチューなのか?
今回の記事ではその理由をご説明させていただきます。

アフリカ、セネガルの食習慣やセネガル人の好み等も併せてご紹介させていただきます。

米が主食なセネガル料理

セネガル料理の主食は「米」です。
セネガルの国民料理と言える「チェブジェン」は魚と野菜のセネガル料理です。

セネガルの国民料理「チェブジェン」炊込みご飯の様


その他にも白米にソースをかけた「マーフェ」「ヤッサ」「チュー」「スープカンジャ」などセネガルには様々な種類の米料理があります。


ピーナッツ風味の「マーフェ」このように白米にソースをかける料理が一般的


また、面白いのがセネガル人は昼食には上記の様に米料理を食べる事が多いのですが、朝食や夕食にはあまり米は食べません。

朝食や夕食にはフランスパンやヨーグルト、パスタ等を食べているのをよく目にします。
その為、昼食がメインなジャンムレックではまずは米料理にすることにこだわりました。

食に保守的なセネガル人

セネガル人は一般的に食に保守的と言われています。
これは豚肉や酒を食べられないイスラム教の宗教的な理由がかなり関係していると思われます。

また見た目にも非常にこだわります。
見た目が悪い・見た事のない食べ物は一切口を付けない人もいます。
(昔なすのおひたしをセネガル人に試食してもらおうと思ったらほとんどの人が口を付ける事すら嫌がりました(笑))

また、上記の様にセネガルでは米が主食で昼食には米を食べるのですが、一度セネガル人スタッフに「夕食に米料理を出したらどうか?」と提案したのですが、「それは絶対に流行らない。」と言うのです。

理由を聞いたら「米は糖分だから太るから夜は食べない。」などの理に適う理由もあったのですが「でもパスタやパンはOK」というのはよくわからなかったり。

また人によっては「米は夜食べるものではないから。」という人もいました。

日本人で置き換えると「朝食は焼き魚と味噌汁と納豆」「昼食は麺類」「夜は肉料理」というイメージでしょうか。

なんとなくわからなくもないですが、こういうところからもセネガル人の食に保守的なところが伺えます。

そしてそういった保守的なところを壊すことが出来れば僕らがナンバーワン、オンリーワンになれると思い試したりもしたのですが、それはかなり難しい事だと痛感させられました。

なのでまずは昼に米料理を売るという、彼らの習慣に合わせる形にしました。

さて、どのメニューにしよう?

実は提供メニューのカレーとシチューは最初から決めていたわけではありません。
ジャンムレック開業前には「どんな料理を出そうか?」というのは結構迷いました。

とりあえず日本に住んだ経験のあるセネガル人に相談してみたら「麺類はハードル高いと思うよ。」「米料理がいいんじゃない?」と言われました。

また「地元のセネガル人に日本食?まだちょっと難しいそうだなぁ(笑)」という声もいただきました。

そんな日本を知るセネガル人数人と話しをして「カレーライスなら見た目、味ともにセネガル人(だけでなくアフリカ人全般)に受け入れられるかもしれない。」という事がわかりました。

「それでは早速和心のセネガル人スタッフに食べてもらおう!」とカレーを作って食べてもらいました。

すると「うん!美味しい!これなら1,000CFA(200円)払ってでもレストランで食べたい!」と数人のセネガル人スタッフが口を揃えて言ってくれました。

この時に「よし、まずはカレーにしよう!」と決まりました。

この後、カレーだけではなく、ホワイトシチューとトマトベースのシチューも試食してもらうとホワイトシチューも評判が良かったので、カレーとシチューに決まりました。

こんな流れでジャンムレックのグランドオープン時のメニューはカレーとホワイトシチューになったのです。

セネガル人への無料試食会開催

この後、ジャンムレックにて50人分のカレーとシチューを用意し、無料の試食会を開催しました。

道行く人達に声をかけて、とにかく店内に呼び込み試食をしてもらいました。
(ちなみにこういった事も全てインターン生達がやってくれました。)

試食してくれた方には簡単なアンケートにも協力してもらいました。

「カレーとシチューのどちらが好みか?」「国籍は?」「いくらなら買いますか?」などを記入してもらいました。

するとカレーとシチューは意外にも半々。

国籍はセネガル人が多かったですが、ギニア人、マリ人、コートジボワール人、トーゴ人、カメルーン人、ガーナ人、ベナン人など様々な方が来てくれました。

一目するとアフリカ人の国籍の違いはわからないので、ダカールにはこんなにも沢山の国籍の方が住んでいるのかと少し驚きました。

そして値段は多くの人が「1,000CFA以上で食べたい。」とアンケートに書いてくれていました。

「これはイケる・・・!上手くいけばセネガルだけでなくて他のアフリカ諸国にもカレー屋として進出できるかもしれない!」という淡い期待まで抱いていました。

無事に試食会を終えて、その数日後にジャンムレックが開業しました。

開業してすぐの頃は沢山の方々がジャンムレックに来てくれました。
セネガル人、日本人、欧米人。

「いいね!」「安すぎるんじゃない!?」というお声まで頂きました。
これは、イケる・・・。

でも地元のセネガル人で店を満席にする。という目標にはまだまだ届いていません。

開業後の売れ行きについては次回の記事にてご紹介させていただきます。

(つづく)

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